アジア最大級の城塞『チットガーフォート』

ニューデリーより南西へ約580km、アラヴァリ山脈の麓にある緑と水の豊かな地域にその巨城は横たわっています。
 
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その面積は約2.8平方km。東京ドーム約64個分。
東西800m、南北に2.5kmの範囲が城壁に囲まれています。
 
周囲を平原に囲まれ、とても見晴らしの良い場所に突如として現れたかのような標高180mの丘があります。
 
その丘の上に建てられたのがインド全土と言わず、アジア最大級の大きさを誇る『チットガーフォート』です。
 
呼び名にはチットール城砦やチットールガル砦などアラビア語の読み方や発音の仕方でいくつか呼び方があります。
 
この城は7世紀から16世紀頃までこの地域を支配していたラージプート族が建設した城砦です。
 
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歴史上3度の大きな侵攻があったこの城の城内は大きく崩れている所もありますが、まだ多くの建造物が残されています。
 
城内の美しい宮殿や寺院は当時の栄華を後世に伝えるかのように訪れた人々に語りかけます。
 
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その巨大さ以外にもこの城には特徴的な物があります。
 
切り立った崖の上にさらに城壁を築きその内側に大きな貯水池を作りました。
 
生活に必要な水を確保するために作ったのでしょうが、世界中でもとても珍しい造りのようです。
 
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この池には水汲み場があり、この城の王様は宮殿の中に大きな鏡を設置して水汲みに来たお姫様の姿が水面に映るのをさらに鏡ごしで眺めていたという逸話があります。
 
なぜなら、
そのお姫様があまりにも美し過ぎた為に直視が出来ないという伝説が残っています。
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